こんにちは。望月です。
『懺悔』の返却期限、ギリギリ間に合いました。あぶないところだったー。
山下が興味津々になってる「自分」について赤裸々に表現した「東洋の寓話」。
俺も気になるから鈴木さんに連絡とって聞いてみたら、
「おっ。望月くん。さすが目の付け所がちがうね~。もちろん知ってるよ」ってことで、色々教えてもらいました。
あ、寓話の全貌知らない人は下の記事みてね。
ぼうぼうと草の茂った果てしのない広野を、
トボトボと歩いてゆく、独りの旅人。
「旅人」=すべての人
まず「旅人」はやっぱり、「古今東西すべての人」のことだそうです。
あの藤蔓にぶら下がってガクブルしてた旅人が自分とは……。
俺が出した小説が佳作で選ばれたときは嬉しすぎてガクブルしたけどね。
まぁでも人生を旅に例える歌ってよくあるよね。
そういえばミスチルの歌詞もそんな感じだったな。父さんによく聞かされた…。
いいことばかりでは無いさ
でも次の扉をノックしたい
もっと大きなはずの
自分を探す終わりなき旅
――Mr.Children『終わりなき旅』(作詞:KAZUTOSHI SAKURAI)
昨日から今日、今日から明日
去年から今年、今年から来年。
僕らの一生って、時間から時間の旅をしているようなものですよね。
旅の道中はもちろん、天気が良い日ばかりではなくて……。
雨、風、雪の日もあれば、台風に見舞われることもある。上り坂もあれば、下り坂もある。
それは、人生も同じ。
刻一刻と旅を続けている。その間には調子のいいことばかりじゃない。
悲しいこと、苛立つこと、道端の犬のフンを踏んじゃう日もあるよね。
どこに住むのか、どんな事をするのか、誰と一諸に過ごすのか、1人で生きるのか、
いろいろな道を選んで旅をしている。
―― あぁー、なんか影響されて歌詞みたいな口調になってきた……。
ここまで出てきたワード
「旅人」= すべての人
「人生」= 旅
「人生の旅」3つの共通点
もう少し補足すると、この「人生の旅」には、どんな人にも通じる3つの共通点があるらしいですね。
その3つとは何かというと……
(1)1箇所に留まることが出来ず、どんどん進んでいく
昨日から今日、今日から明日。朝かと思ったら、あっという間に夜。
そう、時計の針をとめることはできても、
時間の流れとロマンティックは止められない。
しかも、年を取れば取るほど、体感速度は速くなっていく。
……小学校の頃とか20分の昼休みに校庭に出てサッカーしてたのに
大学に入ってからの20分は昼飯買いに行くだけで終了だよね。
(2)赤ん坊から老いへの一方通行
これはもう………そのまんまだよ。
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(3)最後に行き着くところ
俺らの生活って「忙しい、忙しい」で過ぎ去っていく。
今でも課題やバイト、サークル、執筆活動に追われて忙しい。
社会人になれば尚更バタバタするんだろうね。
「心を亡くす」と書くように、どこに向かっての旅なのか、最も大事な行き先を忘れがちなんだね
(CV:鈴木さん)
おお、鈴木さん出てきた。
小学校 → 中学校 → 高校と進んで
人によっては大学行って、就職して、結婚して。
子どもを育てたり、家を建てたり、有名になったりならなかったり。
……俺の場合は、芥川賞作家になったり。(妄想)
生き方は人によって様々、
一方で最後に死が待っていることだけは皆同じなんだよね。
それなのに、「人生の旅」が終わった後、どこに行くのかは全然分からない……。
方丈記でもそんなこと言ってたっけな。
知らず生まれ死ぬる人、いずかたより来りて、いずかたへかまる。
―鴨長明『方丈記』
(私にはわからない、――生まれる人はどこからこの世へやって来て、死ぬ人はどこへ去って行くものなのか。)
これじゃあ放浪者と同じですね。
普段俺たちが死を忘れてるからといって
死が俺たちを忘れてくれるわけじゃない。
昼休み、コンビニの列に並んでて
ようやくレジの順番が回ってきたときに
財布がないことに気づいてさ。
結局昼飯は買えず、並んだ時間も無駄になった。
まぁよくある話だよね。
でも俺はどうにもならない状況に焦ったし後悔した。
「死」ってのも同じで
「誰にでもある」のは知っているけど
「自分に起こる」とは思ってない。
時既に遅しってことには、なりたくないなぁ。
「人生の旅」3つの共通点
(1)1箇所に留まることが出来ず、どんどん進んでいく
(2)赤ん坊から老いへの一方通行
(3)最後に行き着くところは「死」
次回は「秋の夕暮れ」について書くよ。
それじゃあまた。